2026年8月19日
韓国では、夏の暑さがピークを迎える時期を 「伏日(ボンナル)」 と呼びます。 一年の中でも特に体力を消耗しやすい時期で、 日本の「土用の丑の日」に近い、“夏の養生文化” が根付いています。
伏日は全部で3日あり、旧暦に基づいて毎年日付が変わります。
この3日間は、暑さに負けないように 滋養のある食べ物を食べる日 とされ、 韓国では「ボンナル料理」が街中にあふれます。
伏日の代表的な料理といえば、やっぱり 参鶏湯(サムゲタン)。 鶏肉・もち米・高麗人参・ナツメ・にんにくなどを煮込んだ韓国の伝統的な滋養食です。
暑い日に熱いものを食べて体の巡りを整える “以熱治熱(熱をもって熱を治す)” の考え方が根付いており、 夏でもサムゲタン専門店には行列ができるほど人気です。
タッカンマリは韓国語で 「鶏一匹」 を意味する、 丸鶏をまるごと煮込んだシンプルで豪快な鍋料理です。
余計な具材をほとんど使わず、 鶏の旨みだけをじっくり引き出したスープは、 やさしいのに深いコクがあり、韓国の家庭でも専門店でも愛される定番メニュー。
淡白な鶏肉は、 醤油・酢・にんにく・唐辛子を合わせた 特製タレ(タデギ) につけて食べるのが韓国流。 最後はカルグクス(韓国うどん)で〆るのが王道です。
最近では、重たい料理だけでなく、 手軽に栄養チャージできるドリンクや軽食 もボンナルの定番になっています。
暑さで食欲が落ちる時期でも取り入れやすく、 若い世代にも人気が広がっています。
伏日は、ただのイベントではなく、 “夏の疲れを早めにケアするための生活習慣” として韓国に根付いています。
こうした習慣が、夏バテを防ぎ、暑い季節を元気に過ごすための知恵として受け継がれています。
暑さに負けない体づくりを!